HOME に戻る
INDEX に戻る

クレマチスの年間管理スケジュール
(暖地の鉢植え管理の場合,冬咲き種を除く)


2月 蔓の剪定
 旧枝咲き…枯れた蔓や葉,新芽のない蔓を剪定。芽のある蔓の側枝や葉を切り落とし1本のひも状にする。
 新旧両枝咲き…鉢の大きさ分の節(8号鉢なら8〜10節,10号なら10〜12節)残して剪定すると良い。
 新枝咲き…地際近くの充実した芽の上で切る。生育が悪い株は芽を残さず地際で切ってしまった方が良い。
蔓の誘引
 1〜2日水やりを控えてから誘引すると、枝がしなって折れにくく誘引しやすい。
 旧枝先咲きは、新芽が1〜3節伸びただけで花が咲くので、支柱の上の方まで誘引しておく。
水やりは控えめに
 土の表面が乾いてから1〜2日待ってからたっぷりと午前中の暖かいうちに
植替え
 根洗いして2回り大きい鉢に植え替えする(土が落ちれば必ずしも根洗いする必要はないと思う)。
施肥
 新芽が動き始める2月に芽出し肥を(骨粉と有機質肥料)。
マルチ
 土の凍結を防ぐために腐葉土などでマルチング。新枝咲きの新芽にも腐葉土または土をかけておくと良い。
 
3〜4月 蔓の誘引
 伸びてくる蔓を蔓が柔らかいうちに誘引していく。
 下向きや真上向きの蔓には花芽が付きにくいので、斜め上方向(理想は45℃)に誘引する(モンタナは下向きで問題ない)
 蔓の伸びは蕾が付くと止まる。
水切れをさせない
 蕾が膨らむ時期の水切れには注意。
液肥を週1で
新枝咲きの芽の整理
 株元から出た新芽の数があまり多いようなら、3〜4本に整理した方が枝が太くなり花数も多くなる。
5〜6月 開花中の水切れに注意
 開花中は水を十分に与える。特に八重咲きは水を欲しがるので、開花中のみ腰水にして水切れを防いでも良い。
花後の剪定
 旧枝咲き…花首を切り落とす程度にとどめる。その後6〜7節伸びたら3〜4節残して剪定して数を増やす(6月中旬迄)
 新旧両枝咲き…前年に伸びた新枝ならどこで切っても良い。切る位置によって花の大きさや咲く時期が変わる。
 新枝咲き…株元から1〜3節残して切る。
株元に直射日光が当たらないようにマルチング
 バークチップや鉢底石またはヤシマットや素焼鉢の残骸を株元に敷く。
 コンパニオンプランツとしてセダムを株元に植えておくと良い(他にも相性の良い植物はあるがセダムが一押し)
液肥を週1,花後に置き肥も
花後のモンタナやマクロペタラを雨の当たらない半日蔭に移動
7〜8月 二番花後の剪定
 最初に開花した花が散ったら、早めに剪定してしまう。8月中旬までに剪定を終えないと秋の開花に間に合わない。
朝の涼しいうちに水やり。晴天が続くようなら夕方葉水。
施肥は控える
 液肥を薄めにし2週間に1回に減らして、置き肥は止める。
鉢を午後の日差しを避けられる場所に移動
9〜11月 来年の株作りのための施肥
 骨粉と有機質肥料

参考資料;通販で苗を購入した際についてきた各社の栽培説明書他