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クレマチス 2010


クレマチスの栽培も2年目。まずは鉢栽培で、ある程度の水準に育てられるようになるのが目標。
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2010年1月
年末から正月にかけて植替えを完了しました。
8号深鉢が主流です。
土は我流の再生土(牛糞堆肥使用)に籾殻燻炭とパーライトを少量混ぜています。元肥にマグァンプKを規定の8分目くらい。
地際の芽は防寒のため土をかぶせてあります。

2月に蔓の剪定と巻き直しをするので、それまでは水やりのみです。
休ませる時には休ませる。植物にも冬休みが必要でしょう。
しっかりと寒さに充てることが、花色を鮮やかにするそうなので、軒下でない戸外管理が良さそうです。
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気になっていた Duchess of Edinburgh の芽の付近の白い粉のようなもの。カビの一種だろうか?
こういう芽を取り除くために4分の1に切り詰めてしまいました。(1/23)
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2010年2月
芽がぷっくりと膨らんできました。寒さが緩むのを待って剪定と蔓の巻き直しと施肥をしました。
肥料は燐酸が高いものを選びましたが、今年はバランスの良い配合を選択してみました。
完熟有機質肥料(油粕,魚粉,米糠 N4.P6.K2)+有機燐酸加里(P6.K10.苦土5.マンガン0.7.ほう素0.3)
画像はAllanahの芽

そして、モンタナ系のSnowflake(2年生苗)を地植えに。土中にカーボン波板で仕切りをして植え込み。
真ん中の画像が植え込む前、右が植え込み後です。誘引のコツがつかめずテキトーになってしまいました。(2/13)
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2010年3月
昨秋に立ち枯れたKiri Te Kanawa が復活して一安心(画像左)。
3月に入ってぐんぐん蔓が伸び出し、ほとんどの株で花芽も付いています。画像中と右はDuchess of Edinburgh
Allanah と Miniseelik にはあまり動きがないのはどうしてかしら?(3/26)
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2010年4月
左上は1月にやや深めに剪定したDuchess of Edinburgh
弱剪定のパテンス系を深めに剪定するのはどうかと思いましたが、一番生育が旺盛でぷっくりと膨らんできた蕾(左下)が20ほど確認できるので一安心。

中はファーストクレマチスでもあるAllanah,やや蔓の伸びが緩慢

右上は昨秋に立ち枯れたKiri Te Kanawa,今年の花は諦めていましたが、
蔓に勢いがあるのでこの分ならいくつかは咲きそう。
(4/4)
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4/9 Rubens(1年生苗) 開花
4/13 Snowflake(2年生苗) 開花
4/21 Duchess of Edinburgh 開花
4/22 Rhapsody,Malaya Garnet(1年生苗) 開花 
4/29 Allanah 開花
4/30 Doctor Ruppel 開花
昨春1年生苗で買ったSnowflakeと昨秋1年生苗で買ったRubens 共に株が若すぎて花数が少ない。
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2010年5月
5/3 Huldine 開花
5/5 白万重,Vienetta 開花
5/16 Venosa Violacea,Lordherschell 開花
5/18 durandii(1年生苗),Hagley(1年生),Victoria 開花
5/22 Miniseelik,Kiri Te Kanawa 開花 
5/29 Walenburg 開花

5/12 水切れでMalaya Garnet が萎びたので思い切って地際で剪定
5/21 Duchess of Edinburgh 剪定&蔓の巻き直し
5/24 Rhapsody,Allanah 剪定
5/31 Venosa Violacea 剪定
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5月上〜中旬
Duchess of Edinburgh Rhapsody
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Allanah H.F.Young
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誘因の仕方がよくわからなくてぐちゃぐちゃ。
中側でつぶれて咲いてしまうものもあり・・・。

開花株で買ったH.F.Youngは花後手荒い植え替えをしたので葉がぐったり。
Malaya Garnetは水切れでぐったり。
どちらも再起しそうもないので思い切って地際で強剪定してしまった。
5/24花後剪定したRhapsody と Allanah
Malaya Garnet
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5月中〜下旬
Vienetta 白万重
昨年は1cmも伸びなかったAvant-Garde が今年はそこそこに伸びています。

ただし花は付きそうにもないかな。 
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5月下旬
Kiri Te Kanawa Hagley Hybrid (一年生苗)

カーマで‘Minuet’の画像付き商品タグがついていたクレマチス。
咲いてみたらどう見ても Minuet なんかじゃない!
どうやら Venosa Violacea だったようです。
Victoria のこの間の抜けた花姿(−−;)
蔓が太くて誘引しにくいうえに、花は伸びた蔓の先に集中して咲く。
トレリスに這わせて高い位置で花を咲かせるのが良いと思います。
少なくとも行燈仕立てには不向き。
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2010年6月
6/1 Vienetta,白万重 剪定
6/2 Kiri Te Kanawa 剪定
6/8 Victoria 剪定
6/10 Hagley,Miniseelik 剪定
6/12 Walenburg 剪定


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6月上旬


Walenburg
下向きに咲くので行燈仕立てには向かない。
高い位置に誘引することを考えないと。。。
Miniseelik 去年に引き続きウドンコ病が出た(><)
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中旬〜下旬は開花なし。この間に咲くものが何かあれば欲しいなあ。
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2010年7月
蒸し暑くなってきて病害虫の心配も出てきました。
もちろん農薬は極力使いたくはないけれど、やはり冬に石灰硫黄剤の散布は必要なのかもしれません。

Allanah の葉で黒く縮れるものがあるのが気にかかります。

Duchess of Edinburgh にはワタムシが発生。
実害はほとんどない害虫なので、手でこすり取って退治しています。
1月に「カビのような白い粉が発生した」と思ったのはワタムシだったのかも。
6月中旬〜7月中旬にほとんどの株で二番花が咲いたものの花数も少なく花も小さく「咲いた」というほどでもありませんでした。
7/19 VictoriaとMiniseelik 以外を剪定し、すべての株にオルトランと施肥
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2010年8月
今年は連日最高気温30度以上、最低気温25℃以上という猛暑。こんなに暑い夏は初めてかも。
おかげで人間も植物もぐったり。。。
この暑さに耐えきれずモンタナ系のRubens は立ち枯れ。
保険株の小苗も枯死。
同じく暑さに弱いVienetta と白万重も保険株ともども枯れてしまいました。ただ、フロリダ系は復活もあると思っています。

暑さもですが、1つ注目すべき点は調子の良くない株にはアイリスのゴールデン粒状培養土を使っていること。
この培養土はヘレボレスには良くないとマニアさんの助言があったものですが、クレマチスにも良くないようです。

この暑さの中で元気なのがVictoria (画像はVictoriaの二番花)
Victoria を殖やして垣根にしたら良いんじゃないかと考えています。
クレマチスは剪定によって繰り返し咲くわけですが、果たしてその必要性があるのだろうかと思っています。
二番花、三番花は暑さもあって本来の花姿とは程遠いものが咲きます。
繰り返し咲かせるよりも、最も美しい姿の一番花だけをたっぷり咲かせて長く楽しみたいと私なら考えます。
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2010年9月
9月に入っても連日の猛暑日!
それでも急に蔓が伸び始めたから植物って不思議。

もうダメかなっと思っていたVienetta と白万重も節々から新芽が出て復活!
やはりモンタナ系のRubens はダメのようです。
うちではモンタナ系は無理かなあ。。。

切っても切っても病葉が発生していたLordherschell、今回は発生せず。
なんでだろ?
今は、Duchess of Edinburgh の三番花が咲いているくらい。

ただ、雪小町に初花がつきました♪
淡い藤色の覆輪が上品な良花です。
これは、昨年ちび姉さんが挿し木して送ってくれたものです。

植え替えを迷っています。2年生苗は秋のうちに植替えしてしまおうかしら。
休眠期の植え替えよりも秋の方が良さそうだなあっと思ったので。
8号鉢の植替えはどうしましょう?
大変だから^^; 1年おきでも良いかしら?
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2010年10月
実生のintegrifolia、病葉になりやすいので、あきらめて庭に捨て植えしたら、鉢で育てていた時とは比べものにならないほど花も大きくたくさん咲きました(画像)

durandii は四番花が咲きました。

地植えのSnowflake の傷んだ蔓や葉を切って蔓の播き直し。

10/23 今期植え替えをしない鉢の中耕と施肥と農薬散布
基本的に8号以上の株の植え替えは1年おきにすることにしました。
去年は年末年始にやった植替えですが、それはあまりに寒かったので^^; 今年は10月下旬にしました。
画像は、Huldine (7号深鉢から8号深鉢に植え替え)

植え替えmemo
10/20〜31 植替えしたもの(定植含む)
Kiri Te Kanawa,Huldine,Doctor Ruppel,雪小町,Hagley Hybrid,durandii,Malaya Garnet,H.F.Young,
Comtesse de Bouchaud,Roko-Kolla,Mikelite,Red Star ,Vienetta保険苗,Duchess of Edinburgh保険苗,
Lordherschell
用土:古土再生土+川砂+古土再生材+ミリオン+籾殻燻炭,元肥マグァンプK
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2010年11〜12月
たまに水やりをしていただけでした。


栽培日誌

1月
  • 植替え完了。施肥停止中。水やりは週に1回くらい。
2月
  • 剪定,蔓の巻き直し,モンタナの地植え,施肥(有機燐酸加里+発酵有機肥料)2/13
4月
  • 施肥(液肥週1)
5月

  • 施肥(液肥週1)
  • オルトラン5/3
  • H.F.Young 植替え(5号ポット→6号深鉢)5/18→5/26地際で強剪定
6月
  • 施肥(有機燐酸加里6/11,液肥週1)
  • Miniseelik が去年に引き続きウドンコ病発生,Victoria もウドンコ病の兆候あり
  • おぎわら植物園から4株の一年生苗をお取り寄せ
  • 消毒(ダコニール)6/24
7月
  • 施肥(有機燐酸加里+発酵有機肥料7/19,液肥週1)
  • オルトラン散布7/19
8月
  • 施肥(液肥月1)
  • Rubens 立ち枯れ
  • 消毒(ダコニール)8/13
9月
  • 施肥(液肥週1)
10月
  • カーマで籠口(半月後にうどんこ病発生)とMulti Blue の一年生苗購入
  • Snowflake蔓の播き直し
  • 植替え
  • 施肥(発酵有機肥料)とオルトラン散布(植え替えなしのもの10/23のみ)