TOUR2010-11 BORDERLESS 50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE

2010年12月31日(金) 日本武道館 開場21:00/開演22:00
〜カウントダウンコンサート〜

交通のアクセスについては9月10日のレポ参照



ライヴも個人的にも盛りだくさんで何から書いていいのやら。。。 とにかく最高の一夜でした! 参加できて幸せ!!

15:30ごろ家を出て東京へ。名古屋-大阪間が降雪のため新幹線に10分ほどの遅れが出ていました。
そして、私はところどころでプチ迷子に^^;
なぜか時間に余裕を持って行くと迷子になるんだなあ。

ホテルにチェックインする前にツアトラとかを撮影しに日本武道館に寄りました。18:45ごろ。
ちょうどリハーサル中で、SILENT BLUEを歌うヒムロックの声が聴こえていました。

(リハの画像は、HIMURO com. のツイッターより)
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ホテルにチェックインして夕食を食べてから、nurseさんと待ち合わせしていた九段下駅に。1年ぶりの再会でした。
いっしょに、今ヒムロックがのめり込んでいるジャパンハートへのチャリティオークションの展示品を見に行きました。
見学の列に並んでいる時にジャパンハートの女性スタッフが、「氷室さんから多額の寄付をいただきました。ありがとうございます。」と1人1人のファンにあいさつに来ました。相当高額な寄付をしたんだろうね。
私にお礼を言われても^^; でも、元はと言えば私らファンがヒムロックに注ぎ込んだお金だから当然?^^;
主に衣装が出品されていましたが、
見た感想は「ちっちゃー!」
ヒムロックって思っていた以上に小柄で華奢なんだねえ。
靴のサイズが25〜25.5 深キョンよりちっちゃいじゃん。
もしかしたら、あのシャツ、私には窮屈かも^^;
でも、これだけ華奢なからだで、あれだけのステージをするのはすごいなあ。

入札は携帯電話からオンリーでした。
看板の下にしめ縄と左右に門松       松井五郎さんやGLAYからもお花
本田さんのバースデーケーキ
(本田さんのツイッターより)
武道館から販売されたiPhoneケース
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今回のこのライヴが自分にとって最高のものになったのはなんと言っても席の良さにあったと思います。
まさにサプライズ! いろいろあった1年への神様からのねぎらいだったのかな。
KSで取ったチケットは、1階南西スタンドJ列37番
K列は壁に張り付いた席だったので、実質最後列の通路側端っこでした。ヒムロックはちゃんと見えるけれど、2階の屋根がかぶさっているので、視界に屋根が入ってわずらわしいし、音がこもっている。これなら2階の方が断然いいです。

すると、ライヴが始まって少ししてから、いきなりスタッフに声をかけられました。
「おひとりですか? もしよろしければ南の前の方の席にご案内できますがどうしますか?」 
案内された席は南1階スタンドの最前列! ステージ真っ正面! 隣が田家さん?だったりして関係者席でした@@
その田家さんだと思われる人は、セットリストが印刷された紙を持っていました。
その紙を4つに折りたたんでそこに乱筆でメモを書きこみながら見ていました。あの紙もったいない、ほしかった〜。
たぶん関係者用に確保してあった席に空きが出たので私を案内してくれたようです。でもなぜ私だったのかは不明。
最後列の通路側にいたから移動させやすかったのかな? 南西だったから南に近くて移動させやすいし?
今回のツアーであまりにも席が恵まれていなかったので神様からの贈り物でしょうか? 超ラッキー!v(^^)
席は、1階南スタンドA列15番でした♪

最前列なので立ち見禁止で座って見ていました。この座った目線の高さにヒムロック、しかも真っ正面。
なにも遮るものがないので、ヒムロックと向き合っているような錯覚に^^;
座った目線でステージを見ると、アリーナで拳を挙げるファンの波が海のように見えて、その目の前の海の中にステージが浮かんでいるようで幻想的で、そこからこっちを見据えてヒムロックが歌っているという感じ。
アリーナ席もステージ後ろの北席もセットの一部のような感じでした。
照明がとても美しくて、理想形の照明はこれだったんだなあっと素晴らしいの一語に尽きます。
真下がPAなので音も理想形に近くて、音の1つ1つがクリアに聴こえて、MCもファンの声にさえぎられることなく1語1語クリアに聴き取れました。
過去にアリーナの最前列を経験したこともありますが、あれだとヒムロックは激近だけどステージ全体は見渡せません。
よくヒムロックは左右に動いてくれないとかという声もありますが、照明が一番効果的に演出される位置に常にヒムロックがいました。バンドの演奏、歌、ヒムロックのパフォーマンス、照明と総合芸術としてのクオリティの高さを初めて実感しました。ヒムロックの見せたいものはきっとこれだったんだね。
んー、関係者用に用意されている席はこんなにも良い席だったのか。。。 いいなあ。
9月の武道館では列的には似たような南東の席だったけど、南と南東では雲泥の差を実感。
やっぱ真正面からは全然違う。

ちなみにアリーナ席の配列は、前がAブロック、その後ろにBブロックの席パターンを採用していました。
ステージ下手からA1→A12
1ブロックは横に8席、縦に12席でした。
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セットリスト

01.Rock'n'Roll Suicide          
02 Doppelganger
03 BANG THE BEAT
04.PARACHUTE
05.Weekend Shuffle
06.SILENT BLUE
07.ONE
08.STORMY NIGHT
09.MOON
10.MISSING PIECE
11.STRANGER
12.Claudia
13.The Distance After Midnight
14.My Name is "TABOO"
15.忘れてゆくには美し過ぎる…
16.IN THE NUDE
17.NO MORE FICTION
18.LOST WEEKEND
19.TASTE OF MONEY
20.WILD AT NIGHT

EN1
01.ANGEL
02.Say Something
03.WILD ROMANCE

EN2
04.SUMMER GAME


01.Rock'n'Roll Suicide          
02 Doppelganger
03 BANG THE BEAT

いつものようにここでお着替えタイム。昨日と同じラメ入りシルバーシャツにチェンジ。そして挨拶のMC
「ヘイヘイヘイ、ようこそ武道館ベイベー! 会いたかったぞっ! 2010年最後の夜だぜ思いっきり騒ごうぜっ!」

04.PARACHUTE

この歌の最中に個人的にサプライズが!
関係者席に席を移動!!

05.Weekend Shuffle
06.SILENT BLUE
07.ONE
08.STORMY NIGHT

「今回は、50歳になったってことで50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE、50本やるんだけど、今日が34本目? 
ツアーが始まる前は50本も最後までできるかなと不安な気持ちでリハーサルに入ったんだけど、すでにもう34本、絶好調な感じでさ。これもこうして集まってくれてるおまえらのような熱い連中に支えられているからで本当に俺は幸せです。今回は新しいアルバムの中からたくさんやっているんだけど、このミドルセクションでは比較的静かな俺の好きな曲ばかりをやっています。俺はバラード系とビート系と両方やっていて、コントラストがすごいあってバリエーションがある方なんだよね。次の曲はちょっといわくつきの曲で、中国の天安門事件を受けて、松井さんと作った曲です。」

「いわくつき」なんて言うからここでまた尖閣諸島をやり始めるかと思いましたよ(−−;)

MOONのイントロのDAITAのアコギの音が最初うまく出なかったもののDAITAがそのまま弾き続けていたら、
ヒムロックが歌に入らずに手を振ってDAITAの演奏を止めました。
「今日はちょっとビデオを撮っているんで。ちょっとこの腰のこのワイヤーが…」
すぐにあわててスタッフが飛んできてヒムロックの腰のワイヤーを直しに。

「いつもこのパートで俺がしゃべったりしゃべんなかったりするんで、今DAITAが「なんで今日はしゃべんねーんだよ」ってことであわててペダル踏み忘れてて(笑)。DAITAの気を散らしたのは俺か(笑)。
今のとこまではカットで、ここからやり直すんで(笑)」

JMOの武道館2日目みたいになってきて客席から大歓声。
DAITAはヒムロックが長話しをすると思って余裕ぶっこいていたら急に始まったんでペダルを踏み損ねたのかな?

「ずっと全国津々浦々まわって来て(←この言い方に客席が大爆笑)。
今回のステージは50本と多いだろ? 違うって(笑) さっきの続きだな。(客席爆笑)
50本を毎回同じことをしゃべるのもつまんねえなって思って、話すことを決めずに思いつきで話をしてんだけどさ。
このあいだ、NEWS ZEROディレクターとビデオが回っていない時に尖閣諸島の問題について話してさ。その人はニュース番組を作る時に報道の仕方で視聴者の考えが左右されないようにできるだけ客観的に作るよう心がけていますって言うんだ。ボーダーを引いてしまうとこちら側とこちら側で正義の概念っていうのは全く違った意味になると言ったことがすごく印象に残ってさ。それがちょうど静岡に行く前の日だったんだよな。それでちょっとかかっちゃって、静岡で7分半も延々と尖閣諸島の問題について熱く語っちゃってさ。しかも調子こいて満州やら南京大虐殺とかまで語りまくって、DAITAやスタッフにあきれられてさ(笑)。
で、俺が言いたいのは今回のアルバムのタイトルのように、真ん中にボーダーを引いて、こっからこっちはあなた、こっちからこっちは私ってことじゃなくて、みんなが相手の立場に立って、比較的俯瞰で客観的に相手のことを思いやれるボーダレスな時代がくるといいなと。
相変わらずニュースを見てると、人種とか宗教とかジェンダーとか貧富とかって言ってんじゃん。そういった境を取っ払ってみんなが協力して世の中をつくって行ける時代が来たらいいななんて、50にもなって青臭いこと言っててバカみたいなんだけど、まあそれが俺のいいとこでもあるんだよな(笑)
で、次の曲は、今ちょっとイントロを聴いてもらった曲で(笑)、天安門の事件の時に松井さんと、月から見た地球は国境線がなくて、みんなが一つになれる日が来るといいなっていう気持ちを込めて作った曲です。」

これは静岡での大演説の言い訳かしらん? あの演説が相当気になっているんだね。 
そして思い入れたっぷりにMOONを熱唱。

09.MOON
10.MISSING PIECE

「俺は世渡りがへたで、いつも自分がちょっと浮いているかなって思うことが多いんだけど。ここに集まってる連中の中にもそういうやつがたくさんいると思うけど、みんなとうまく融合できないっていうやつらのために作った曲を贈ります。」
この言葉にはちょっとジ〜ンと来たなあ。

11.STRANGER
12.Claudia
13.The Distance After Midnight
14.My Name is "TABOO"
15.忘れてゆくには美し過ぎる…

ここでケーキが運ばれてきて本田さんのお誕生日会。ヒムロックがハッピーバースデーをラフに歌っていました。
そして本田さんがろうそくの火を吹き消す儀式。
「おめでとう。本田くんは俺より一つ下だから49だよね?(客席から「え〜っ」)
みんながえーって言うのわかるよ。今回のツアーだって一本たりとも全然気を抜いてなくて、ピシッと決めてくれてさ。
こんな49歳見たことないよね。」

ちょっと本田さんが涙ぐんでいたので
「このくらいの歳になるとけっこう感無量だよね(笑)。18,19のガキとはわけが違うよね(笑)。」

16.IN THE NUDE

お誕生日会のあと1曲歌ったところで、スタッフがヒムロックに駆け寄って来て、ヒムロックもシャツを脱ぎ出したので、
お着替えかと思ったら、腰につけているイヤモニを制御しているトランスミッターが故障で交換作業。
「34本目にして初めて、このコンドーム入りのトランスミッターが全然働かなくなっちゃって、今、チェンジしてるんでしばらくお待ちください。(トランスミッターを汗から守るためにコンドームと同じ素材の袋に入れて保護してあるということです。)
今日集まった連中は、結構ラッキーだよね(笑)。普通はこういった見物(みもの)的なものはあまり見れないよね。」

この間、汗を拭いたり水を飲んだりと細かく動くヒムロックの腰にスタッフが懸命に交換作業。じっとしてれ!^^;
交換が終わると再びシャツを着てライヴ再開。シャツを着ずにタンクトップ姿のままでいいのに。。。

17.NO MORE FICTION
18.LOST WEEKEND
19.TASTE OF MONEY
20.WILD AT NIGHT

爆音(花火?)とともに本編終了。
そしてカウントダウンのために、東と西に「10分前」の電光表示が映し出されました。でもこの表示、しょぼくない?^^;
1分前までは分刻みで表示が変わっていって、1分前からは秒刻みに。
2分前くらいにヒムロックが出てきて、「今年もいろいろあったぜ、2010年! 50本の過酷なツアーがどうなるかわからない状態でスタートして」なんたらかんたらとどうでもいいMCをダラダラと始めるヒムロック(−−;)
そんなことよりカウントダウンコールすればいいのに「まあこれといって2011年の抱負もないけど」
ないならカウントダウンコールしてくれ〜〜〜!
またもや客席がヒムロックを無視して勝手にカウントダウン開始^^; 勝手に一人でしゃべってれ、もう誰も聞いてない。
残り5秒になって「俺がMCしているのに(笑) 俺よりカウントダウンかよ?」とようやくカウントダウンに加わって
「3、2、1、HAPPY NEW YEAR!2011年もがんばるぜ!」
あーあ、また結局まともにカウントダウンせずに3、2、1とグダグダに言っただけ(−−;)

年が明けるとともに銀テープが噴射されてアリーナ席に舞い落ちていました。
新年の1発目はソロデビュー曲のANGEL、新たな出発にふさわしいと思いましたv(^^)

EN1
01.ANGEL
02.Say Something
03.WILD ROMANCE

EN2

「2010年の最後にこいつ(イヤモニ)が聞こえなくなったり、雲行きの怪しい2011年をこのあとゴリ押しで乗り切っていこうかなと思います。」
ゴリ押しって?(笑)

ここで客席から「愛してるよ〜」
「ああ、俺も愛してるよ」
さらに「好きだよ〜」に「だから俺も好きだってば」

「本当は今日はビデオを撮って発売しようかと思ってたんだけど、これだけトラブルがあると発売するの難しいな。」
客席から「えーーーーっ」
「でも、おまえらのせいじゃ全然ないしな。ステージやってるとアドレナリン バリバリに出まくりで、トラブルがあると「てめえ、バカ野郎!」って狂犬病の犬みたいに怒鳴りまくっちゃうんだけど、俺のスタッフにはいい加減なヤツ一人もいないんだよ。うちの息子とあんまり歳がかわらないようなやつが、俺のイヤモニやってんだけど、そいつが申し訳ないって目に涙ためててさ(笑)」
目頭を押さえているステージ脇のイヤモニ担当のスタッフにライトが当てられて客席から大歓声。
あの若いスタッフ、きっとアンコール待ちの間に相当ヒムロックに怒鳴られたんだろうなあ^^;
それでそれをフォローするMCがこれだった気がします。
こういう感じだから、ヒムロックのスタッフはヒムロックにとことんついて行くんだろうね。

「俺は本当にスタッフにもファンにも恵まれていて幸せだよな」
今度はヒムロックが涙ぐみ客席から大歓声。
手振りで止めろと言うもののヒムロックを泣かせたい気満々の客はさらに大歓声。
このままでは泣き崩れそうなヒムロックが「おまえらうるせーよ!バカ野郎!」
ヒムロック、かわいい(萌)

しばらく涙をこらえたあと
「年末ってことで、この後俺はちょっとクニ(たぶん故郷の群馬のことだと思う)に帰ろうかと思っててさ。LAから家族が全員来てて、うちの息子も見に来てるんだけど。俺のスタッフのこういう仕事ぶりが男の仕事だって息子にあとでよーく説明しておくよ(笑)」
「あ、今も途切れたぞおまえ!(笑)。今のは電波か?」
とさっきの号泣状態のスタッフに。
息子さんたちは関係者席ではなく西の一般席で見ていたそう。で、私が関係者席なんだなあ(笑)
もしかしてファンのために良い席を空けてくれて、自分たちは西の微妙な席に行ってくれたとか? んなことないか。

ここでメンバー紹介。
「朝ごはんがほとんどレッドブルーの状態になっているっちゅー、On drums Charlie paxson
俺はいろいろなギタリストをこの右手においてステージを演ってきたけど、これほど頼りになるやつはいません、On guitar DAITA
このバンドの女房役で、ああでもないこうでもないと俺がクレームつけたりすることが一番多くて、辛い思いもさせてると思うけど、いつも懐広く俺を支えてくれてます。On bass 西山文晃
49歳とは思えないめちゃくちゃかっこいいやつです。On guitar 本田毅
うちの息子と2、3歳しか違わない若さなんだけど、しっかりしたプレイで支えてくれています。On Keyboards 今井隼
今日はカウントダウンってことでみんなに最高のステージをプレゼントしたいなって思いながら、俺様ぶり大爆発で(笑)
かなりみんなを引っかきまわしちゃったけど、俺の気持ちは伝わってるよな?」

ここで、ものすごい大歓声がおこってそれをさえぎるように
「俺様が氷室京介だ!」

04.SUMMER GAME

客電がつけられて扉も開け放たれて終了のアナウンスがあったもののほとんどの人が残ってアンコールの要求。
でも結局ヒムロックが出てくることはなく終了。0:30を少し回ったところでした。
たぶんこれ以上は体力的に無理だったでしょう。

(注)MCは記憶違いもたくさんあると思うし30日と混じってしまっている部分もあるかと思いますが、こんな雰囲気だったということで読んでください。


夜は、半蔵門駅から徒歩1分のダイヤモンドホテルに泊まりました。