TOUR2010-11 BORDERLESS 50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE (ファイナル)

2011年2月12日(土) 横浜アリーナ 開場15:00/開演16:00


半年にわたった長いツアーも横浜アリーナで幕を閉じました。

今ツアーは全部で11本参戦し10本のライヴレポを書いてきましたが、このファイナルだけはどうにもレポを書く気がしません。

いつか時が経ち思い出に残って行くのはどの場面なんだろうか?


「イカセテもらうぜ!」で始まって、「惚れてまうやろ?」で迎えたアンコール
本当にかっこいいステージでした。
この日の席はステージから はるか遠い「アリーナB15列64番」 
双眼鏡で見ても表情までははっきり見えない席でした。
でも、スクリーンに映し出されるヒムロックよりも小さくしか見えないヒムロックにずっと目が引きつけられていました。
MCは今までの集大成というか、静岡で尖閣諸島について7分半もしゃべっちゃったこと、東京のホテルで犬と猫を飼っていること、月からみた地球は国境線なんかないんだということ、Missing Piece 自分に欠けている何かを探し求めることなどだったかと思います。
そして最後にDreamin' を歌うことで「夢を見続けろよ!」と。

この日のステージは映像化されることですし、何よりも言葉に表してしまいたくない!ので、11.12日の2日間に撮った写真や関連画像&記事を残すことでライヴレポに替えようと思います。
映像化されたものを私は観るだろうか? 記憶の中にだけ残しておきたいと思うライヴでした。
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セットリスト

01.Rock'n'Roll Suicide          
02 Doppelganger
03 BANG THE BEAT
04.PARACHUTE
05.Weekend Shuffle
06.SILENT BLUE
07.ONE
08.STORMY NIGHT
09.MOON
10.MISSING PIECE
11.Sarracenia
12.Claudia
13.Say Something
14.The Distance After Midnight
15.My Name is "TABOO"
16.忘れてゆくには美し過ぎる…
17.NO MORE FICTION
18.LOST WEEKEND
19.TASTE OF MONEY
20.WILD AT NIGHT
21.WILD ROMANCE

EN1
01.SWEET REVOLUTION
02.IN THE NUDE

EN2
03.ANGEL
04.SUMMER GAME

EN3
05.Dreamin'

(画像は、HIMURO com. ツイッターより)
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SUICIDE MISSION COMPLETED!

50×50 Rock'n'roll Suicide Mission was completed!!
Thank you all fans!! Thank you all lovers!!

2011年2月12日の横浜アリーナ公演を持ちまして
KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS
"50x50 ROCK'N'ROLL SUICIDE"は完遂されました。
ファンクラブ限定ライヴを含め全国51公演行われたこのツアーで
氷室京介とファンの皆様の絆は、今まで以上に強く結びついたことを
確信しております。氷室は早々にロサンゼルスへの帰路に着きますが
またすぐに、新しい作品を持って皆様の元へ戻ってまいります。
また、その時お会いしましょう!! See you Next Tour!!

Thank you Rocks!!
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★サポメンさんのツイッターより★

本田さん
「ファイナル横浜アリーナ終了!! 激しい曲を演奏中、周りの景色がスローモーションのように見えて不思議だが素敵な気持ちになる感覚をまた味わった。メンバー、スタッフ、そして氷室さん、お疲れさまでした!
 は~真っ白な灰になった感じ(笑)」

西山さん
「氷室ツアーフィナーレ、華々しく完結! 半年間にわたっていろんな場所でいろんな方々にお世話になりました。
ありがとう。さてこれから去り難きメンバーと最後の打ち上げ! 美酒に酔いしれます~」

今井くん
「ツアーファイナル!横浜アリーナ終了!ツアーに関わった全ての皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!!」

テッセーさん
「なにはともあれ、みんなみんなみ~んな、お疲れさまでした!」

DAITA
「H!氏、含め続々参戦中!酒タイム!」(2/12 21:01)
「PA、照明チーム合流!お疲れさまでした!乾杯☆」(2/12 22:15)
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★サポメンさん他の公式ブログより抜粋★

DAITA 2/13
昨晩は、D!の地元付近の呑み屋(驚愕笑)にて、氷室さん、バンド・メンバー、ツアー・スタッフ、コアな関係者が全国から合流し打ち上げました☆
TOUR2010-11 BORDERLESS "50 x 50 ROCK'N'ROLL SUICIDE" 本当におつかれさまでした。


今井くん 2/13
ついについに氷室さんツアーファイナルin 横浜アリーナ2DAYSだ~
お天道様も、ツアーの終わりがさみしかったのかなぁ~
最後のライブは雪
最終公演が終わって、打ち上げ終了後に家に帰宅すると・・・
これ、僕の車のフロントガラス(画像付き)

長かったこのツアーも、ついに終わりを迎えました
何か、あっという間だったなぁ
でも、アメリカのリハなんて遠い昔の事のようで・・・

ただ、今回のツアーで思ったこと
やっぱり、「氷室京介はカッコいい」
後ろで演奏してて、背中からビシビシくるあの感じ
毎回、氷室さんの努力を感じます
音楽と自分と真剣に向き合って
ものすごくストイックに追求して、全てを背負って
「才能というものは、努力によって開花するんだな」と改めて思いました

テクノロジーの進化によって、色々なところで機械化が進んでいる昨今
でも、最後に残るのは
そして最大の力を発揮するのは
やっぱりマンパワーなんだと改めて実感したツアーでした

メンバーやスタッフ、このライブに関わった全ての人たち
ライブに対する愛情をメチャメチャ感じた
そんな中に僕が居られた事・・・ただただ感謝です
氷室さん、メンバーの皆さん、スタッフの皆さん、応援してくれた皆さん
本当にありがとうございました!!


西山さん 2/15
去年の暑い最中のL.Aリハから始まった
今回の氷室さんロングツアー、
先日2/12の横浜アリーナで
華々しくフィナーレを迎えました。

参加された皆様、まずはお疲れさまでした!

氷室さんが50歳を迎える年に
50本のライブ、ということで
とてもメモリアルでヘビーなツアーだったと思うけど、
大した事故や病気もなく
高いアベレージでパフォーマンス出来た事に
感謝したいです。

MCでは
「バンド内の女房役で、いつもわがままを聞いてもらってる」
的なありがたい紹介をしてもらったけど、
僕のほうこそ毎回素晴らしいツアーを経験させてもらって
とても感謝してます。

ぶっちゃけて言うと
ステージ上、氷室さんの真後ろでbass弾いてて、
「この背中について来て本当に良かったな」
といつも感じてます。

今は終わってしまって
名残惜しいばかりだけど、
音楽に完成はないので
また自分なりに新たなテーマに向かって
日々進んで行こうと思います。

最後に
最高のメンバー
最高のスタッフ
最高のオーディエンスに
あらためて、言いたいです。

ありがとう!!!!!


吉岡秀人(ジャパンハート代表) 12/15
先日、スタッフ数名とコンサートへ参戦させて頂きました。
ありがとうございました。
本当は、こっそり行きたかったのですが。

スタッフが、皆、かっこいい!!と横でうるさく言うのが、邪魔でしたが。
やっぱり、バラード最高でした。たくさん歌って頂き、感激しております。
すばらしい。すばらしいアーチストだと、わからせて頂きました。

コンサートの中で、MOONという曲を歌って頂き、ありがとうございました。
宇宙からの視点が、私たちにあれば人はどんなに優しくなれるでしょうか。
あの曲のように、私も人生を、世界を俯瞰してゆきます。
 
すぐにアメリカに帰って、レコーディングということ。
多分、またお会いできるときは、さらに高くそして前にと、進化されているのだと思います。
私も、負けないように前にずんずん進んで行きます。

また近い将来、ぜひ!


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★メディア★

氷室京介、横浜アリーナで渾身のライヴ!(CD journal. com)2/15
通算12枚目のオリジナル・アルバム『‘B’ORDERLESS』を引っさげ、全国ツアー〈KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS“50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”〉へと突入した氷室京介。2月11日、12日、横浜アリーナにて大盛況のうちファイナルを迎えました!
 
ツアーは9月9日、日本武道館よりスタートし、全国31ヵ所 / 50公演というロングランで開催。このツアーの間に50歳という節目の年を迎えた氷室京介、“50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”と名づけられたタイトルが意味するように、50歳という年齢で50本のハードなツアーを完遂できるか、という自ら掲げたミッションに挑み、見事この時代に生きるロック・ヴォーカリストの魂の証ともいえる渾身のライヴを見せつけました。
 
ファイナルの横浜アリーナは各日12,000人を動員。ニュー・アルバムを中心に構成された本ツアーでしたが、最終日の12日はトリプル・アンコールとなり、このツアーでは今まで演奏されることがなかったバンド時代の代表曲「DREAMIN'」を披露。氷室からのサプライズにオーディエンスは熱狂し、歓喜の余韻も熱いままに50本のツアーはフィナーレへ。
 
ツアー総動員数は20万人。他と迎合せず、自らのロックを追及し、その孤高の頂を登り詰める氷室京介、さらなる巨大な歴史を刻みました!


氷室京介、全国ツアー・ファイナルを横浜アリーナにて開催(oops music community)2/16
氷室京介が全国ツアー〈KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS “50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”〉が、2月11日と12日の横浜アリーナにてファイナルを迎えた。

本ツアーは2010年9月9日の日本武道館公演よりスタートし、全国31か所50公演で総動員数20万人を記録。50歳という年齢で50本のハードなツアーを完遂できるか、というみずから掲げたミッションに挑み、見事各所で渾身のライヴを見せつけてくれた。

ファイナルの横浜アリーナは各日1万2,000人を動員。ニュー・アルバムを中心に構成された本ツアーであったが、最終日の12日はトリプル・アンコールとなり、このツアーではいままで演奏されることがなかったBOOWY時代の代表曲“DREAMIN'”を披露。まさかのサプライズにオーディエンスは熱狂し、歓喜の余韻が熱いままに50本のツアーは幕を閉じた。

なお、この横浜アリーナでのファイナルの模様は、3月26日(土)にWOWOWにて放送。2月16日(水)には、日本テレビの番組「NEWS ZERO」にて独占インタヴューを含む特集第3弾が放送される。


ライヴレポート(2011年2月12日@横浜アリーナ)~氷室京介(Rolling Stone)2/25
氷室京介、1960年10月7日生まれ。現在50歳だ。
その氷室京介が全国50箇所を回るツアー【KYOSUKE HIMURO TOUR2010-11 BORDERLESS “50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”】の最終日、2月12日。横浜アリーナでのステージを観た。
68年生まれの僕はまぎれもないBOΦWY世代。とはいえ洋楽かぶれの青春時代だったので、BOΦWYのステージを生では観なかった。でも、そのライヴ・パフォーマンスはどんな洋楽かぶれでも「LAST GIGS」をVHSで観て知っている。それは社会現象だったし、BOΦWYは日本のロックを変えたバンドだ。洋楽云々かんぬんではなく、動画を含めれば、それをそのパフォーマンスを観たことがない人なんて同世代のロック好きにいなかった。カッコイイ、本当にカッコイイバンドだった。
だから、この日、氷室のライヴを観るのは楽しみでもあり、不安でもあった。人間、絶対に歳は取る。それはロックスターとて例外ではない。

が、不安はステージが始まると一掃された。去年発売された最新アルバム『“B”ORDERLESS』からの「ROCK'N'ROLL SUICIDE」で始まったステージはどこまでもエネルギッシュだし、氷室の声も身体も細胞のひとつひとつが躍動するかのようにパワフルだ。そして、その姿は美しい。中盤、バラードが続く。曲間に氷室のMCが入る。
歌っているその姿は美しさを極めているが、話すとやけに人間臭い。アメリカでの生活について、「犬と猫を飼っている」と話し出す。まだ3ヶ月の仔犬と仔猫は仲良く戯れているらしい。仔犬は相手の子猫を見て、自分は猫だと思っている。猫はその逆。相手の姿を見て、自分を犬だと思っているという。「でも、変な知恵がつくとこの関係が壊れるんだよ」。そんなことを人懐っこい口調で語ったあと、「ジョンレノンの“イマジン”のような曲です」と語り「MOON」を歌う。
会場は柔らかな連帯感で包まれた。そして数曲バラードを演奏し、そこからは怒涛の中盤、さらに一気に最後の1曲「WILD ROMANCE」までハードなロックナンバーで横浜アリーナという大舞台をまるでライヴハウスのような興奮状態へともって行く。さらに、アンコール。ここでもソロデビュー曲「ANGEL」をはじめご機嫌なロックナンバーで会場を煽りまくる。

でもそんな中でも“人間臭い”氷室が出る。アンコールでステージに戻った際、メンバー紹介だけでなく、スタッフも名前を出し、仕事への情熱がどれだけスゴイか、そんなエピソードを添えて紹介する。このギャップが僕は個人的にはとても好きだった。BOΦWYも氷室も、あまり喋らないイメージでそこがクールだったわけだけど、僕らはスタイルだけではなく、音楽は人間が奏でるものだから好きなんだなと改めてそんなことを思った。
さて、2回のアンコールを含め全25曲。これでライヴは終了の予定。だが、鳴りやまない拍手。氷室とメンバーがステージに戻ってきた。演奏されたのは「DREAMIN’」。僕の近くにいるコンサートスタッフも歌っている。この瞬間の空気はもう言葉では言い表せない。同じ時代に生きていてよかった、そんなことをただ思った。それにしても氷室はスゴイ。50歳、しかも50本のステージをこのツアーでこなしてきた。
ここ横浜アリーナも2DAYS。この日も昨日に続いてのステージ。しかもアンコールを含め25曲を歌っている。
だが、この日のみ演奏された26曲目の「DREAMIN’」でもキーを下げるわけでもないし、息が上がっている様子もない。
目を閉じれば、あの頃体験しそこねたBOΦWYのステージを体験しているかのような気分になる。
そういえば、このステージ中、さっき触れたMC中も呼吸がぜんぜん乱れていなかったことにこの時気づいたし、2時間ほどのライヴでステージドリンクを飲むところも見なかった。
このストイックな姿勢、完璧な美、そして時々見せる人間臭さ。これが心に刺さる。そして癖になる。もちろん、こうしたストイックな美が苦手な人もいるとは思う。ただ、どんなスタイルでも完成されたものは人の心を揺さぶる。インターネット時代の到来で、だれもが表現者になれる時代になった。それはそれで良いことだ。でもプロの仕事を見逃してはいけない。“誰にでも”ではなく“本当に鍛えられた者だけ”が発するオーラがそこにはある。
最近、そんなオーラを感じるアーティストを見ていないとお嘆きの貴兄、ぜひ氷室京介のライヴを体験してほしい。
さて、こんな偉業を寡黙になし遂げた氷室京介の次の挑戦が気になる。機会があれば本誌で単独インタビューをしてみたいものだ。
(ジョー横溝/文)


WOWOWライヴレポート
昨年9月、待望の最新アルバム『“B”ORDERLESS』をリリース。そして、スタートさせたのが全国ツアー「TOUR2010-11 BORDERLESS“50×50 ROCK'N'ROLL SUICIDE”」だ。「50×50」とは、ツアー中に氷室が迎えた50歳の誕生日とツアーの全公演数50本を掛けたタイトル。ロックシーンに不動のポジションを確立しつつも、決して守りに入らない彼のファイティングスピリットを、各地で鮮やかに示すツアーとなった。
 そして2月12日、ついに横浜アリーナで迎えた50本目のファイナル公演。バンドと一丸となり、黒を基調とした衣装を纏ったシャープなシルエットを揺らしながらエモーショナルな歌声を響かせた氷室は、やはり我々ロックファンが憧れずにはいられないカリスマであった。ステージ上から放たれるサウンドとオーディエンスの歓声が一体となり、美しいエネルギーが場内全体に渦巻く様は、とにかく圧巻!代表曲の数々は勿論、「Rock'n'Roll Suicide」「BANG THE BEAT」といった最新アルバムのナンバーも圧倒的な盛り上がりを示していた。また、スタッフやバンドのメンバーを微笑ましいエピソードも交えながら誇らしげに紹介し、オーディエンスへの感謝の気持ちも述べつつ、「俺は本当に幸せなアーティストだよ」と爽やかな笑顔を浮かべて語っていた氷室の姿が、非常に印象深かった。素晴らしいライブは最高のメンバー、スタッフ、オーディエンスと共に生み出してゆくかけがえのないものであるということを、彼は誰よりもよく知っているのだろう。文字通り命懸けでステージに立ち続けてきた氷室ならではの実感が籠った一場面であった。